キルギスの白い生はちみつ ジェベック ジョル Blog

2018/01/29 01:32

1月27日(土)、まだ歩道に雪が残っている東京六本木の外苑東通りに設置されたマルシェテントに、出店しました。
この日の気温は、朝10時から夕方4時まで、ずっと5度のまま。マルシェの場所は、日が当たらないだけでなく、ときおり強風が吹き抜けました。お隣のブースは、たびたび商品展示台が風でなぎ倒されて大変でした。ジェベックジョルのブースは、六本木駅から一番奥の方だったこともありますが、厳寒の天気予報で午前中は人通りがほとんどなくて、お昼過ぎまでに300人ほどの寂しさです。たまに、通る人がいてもポケットに手を入れて、足早に通り過ぎていきます。ハチミツの試食をしてもらうにも、こんなに厳しい状況は経験がなかったので、帰りたくなりました。そのうち、低体温症なのか、脳に血が回らなくなって思考能力も激減、バングラデッシュのマングローブのハチミツ「王妃の涙」担当のEmiさんに「ブライスカードを眺めていても、どがどれだかわからなくなった」と愚痴をこぼしたら、天の一喝!!
【脳の栄養になるブドウ糖が足りなくなっているのだから、ハチミツですよ】
なんだ、ハチミツなら売るほどあるよと、キルギスの白いハチミツ三姉妹からエスパルセットとマウンテンハニーをたっぷり食べて、しばらくしたら、思考力が戻って頭がすっきりしました。恐るべし、天然の生ハチミツ、を体現しました。
ちょうど、お昼を過ぎて人でも増えてきたので、キルギスのフェルト帽子をかぶってマルシェテントの前で呼び込み開始。道行く人に試食をおススメして、少しずつ調子が上がりました。コラボした「王妃の涙」は、マルシェ出店での販売個数を更新。チウリ、そば、ライチの3種類を用意したネパールの天然ハチミツも、喜ばれました。この日は、試食するだけで世界旅行ができますよ!珍しい3か国から7種類のハチミツを試食できるなんで現地に行ってもできませんよ!と、呼びかけてました。お客様と話していてネパールのそばハチミツをおススメしたら、「これが、ソバのハチミツだったのね。小説で読んだのでどんなものか、知りたかったの」と、興味津々。なんでも湊かなえさんの原作でドラマにもなった「リバース」に、ソバのハチミツをコーヒーに入れる場面があるとか。これ以上話すとネタバレといって、そばハチミツをお買い上げになっていきました。数分後に急いで戻ってきたので、忘れ物かと思ったら、コーヒーの入った小さなカップを差し出して、「これにそばハチミツを入れて」、とのこと。少し先のブースで試飲のコーヒーをもらったので、ドラマの味を再現したくて戻ってきたそうです。もちろん、たっぷりお入れして、そばハチミツ入りコーヒーを味わっていただきました。なんだか、嬉しい時間をお客様から、いただきました。
マルシェは、いろいろな方とお話しできるので、商品の一般的な評価や、ご説明の仕方の勉強になります。現場第一主義といえば、かっこいですが、お客様とのふれあいをいただけたときは、あったかい気持ちになります。こんな機会を作ってくれた、ミツバチさんに感謝ですね。